日本文学
「おめでとうございます! あなたは○万人目のお客様です。その記念として世界一周旅行をプレゼントさせて頂きます」 こんな棚からぼた餅を期待しなくなったのは、いつからなのだろう? このごろ、人生があまり面白くない。いや、この現象は、一年に四度、三…
「○○さん(or君)は暢気な人ですね」とよく言われる。自分でも心当たりはあるけれど、正直にいって、あまりいい気持はしない。お腹のなかでは、これでもスポーツマンだったんだぞ、と抗議しているが、どうやら俊敏性に問題があるのではなく、何かゆったりと…
<注> ちょっと前に書いたものです。 一昨日、久しぶりに「さんま御殿」を見ました。わたしは、バラエティー番組を見ることは余りなく、「マツコと有吉の怒り新党」を欠かさず見るくらい。それ以外では、仕事場の若い女の子オススメの「月曜から夜ふかし」…
文学と音楽の交差点での出来事を一つ。(すこし長いので、お暇な人向けです) わたしが通うスーパーのなかに、同じCDを二週間くらい流すところがある。同じCDといっても一人のアーティストのものではなく、売り出し中の曲をいくつか寄せ集めたもので、流行り…
ウソだと分かりきっているおじいちゃんの昔話がおもしろい、これは語り手の人柄の為せる技だが、現実離れした小説に自然と引き込まれる、これはその作家の言葉を操る技術がものを言う。想像力に身を任せた作品は、とかく話の筋の突飛さが一人歩きしがちで、…
色気と諧謔を備えた歴史小説は向かうところ敵なしである。 同じ人間とは思えない偉人が、つい色欲に目がくらむ時、彼や彼女らと私たちとの距離がぐっと近づくものだし、どんなに深刻な歴史的事件でも、いつか笑い飛ばしたいと思うのが人間の本能。もちろん、…
幼年時 私の上に降るものは あたたかい眼差しでありました 少年時 私の上に降るものは サッカーボールでありました 十五から十八 私の上に降るものは 振るわない成績でありました 十八から二十 私の上に降るものは はじまらない恋でありました 二十三から四…
「草枕」 与えれらたテーマを見て、こう考えた。 金にがめつけば角が立ち、時間にただただ流される。善人を通せばきまりが悪い。とかくにこの題目は書きにくい。書きにくさが高じると、誰かに引き渡したくなる。誰にも引き渡せないと悟った時、覚悟が生まれ…
家の近くの、川べりの道をよく散歩する。 その道は、大学病院の脇にある公園の一部で、一方はアスファルトでしっかり舗装されており、もう一方は土系舗装、この二つの道のあいだに川がある。もちろん、橋が三本くらいあって、二つの道の行き来は自由。ジョギ…
このごろ、北川景子のcmをよく見かける。ああいうギャルっぽい女性は私の好みではないのだが、そんな私でさえ少し見惚れてしまう。とくにカネボウの化粧品? のcmがいいですね。 これかな? youtu.be あ、日焼け止めか、日焼け止めって化粧品なのかしら。で…
<素頓狂堂書店> へぇ~そうですか、詩がお好きなんですか? いい詩集を仕入れたので、あちらで少々お待ちください。ピントのはずれた男が詩について語ります。 詩とは誠に不思議なもので、自分が受けた感銘を相手に上手く伝えにくい。芸術やエンタメ全般に…