北川景子と和歌
このごろ、北川景子のcmをよく見かける。ああいうギャルっぽい女性は私の好みではないのだが、そんな私でさえ少し見惚れてしまう。とくにカネボウの化粧品? のcmがいいですね。
これかな?
あ、日焼け止めか、日焼け止めって化粧品なのかしら。でもやはり中村ゆりさんのほうが好きですよ、アハハ。
ところで、北川景子、きたがわけいこ、あれれ?
北川景子
きたがわけいこ
きたわかけいこ
きた和歌稽古!!
ということで、今日は和歌のお稽古をしましょ。
北川景子はたしか明治大学出身と聞いたので、明治大学のホームページに行ってみる。それから文学部の門を叩くと、各学科ごとに「読んでおいてほしい入門書」とある。その日本文学専攻のページで、この本が紹介されています。ここの読書案内はなかなか優秀なので、他の学科ものぞくと面白いですよ。日本文学専攻では、大岡信さんの『あなたに語る文学史』や、田中優子さんの『江戸の想像力』、清水好子さんの『紫式部』などがいいですね。そして、渡部泰明さんの『和歌とは何か』。
しかしねぇ~、和歌ってどうもよく分からなくってという人、大丈夫ですよ。ちょっとこの歌を見てください。
駒なめて 打ちいでの浜を 見渡せば 朝日に騒ぐ 志賀の浦波 後鳥羽院
この歌を口ずさんでみて、「朝日に騒ぐ」で胸がキュンとなった人、是非この本を手に取ってみてください。きっと和歌が大好きになると思う。これは詩にもいえることなんだけど、解釈よりも「音のひびき」のほうが大事なんです。しかし、音の連なりに魅せられたら、今度はその意味が知りたくなる。こういう順序でいけば挫折しない。それにね、この本はとても分かりやすいです。気になった人は、128ページからの「和歌的レトリックとは何か」をとりあえず立ち読みしてみてね。