小ネタ(ぼくが死ぬまでにしたい10のこと)
3. 自分のいちばんタイプの女性とメチャクチャつまらない映画を観る。 <その女性が経営する喫茶店>土曜日の真っ昼間、あまり人通りのない一画の地下にその店はある。ぼく「お邪魔するよ。あれ、きょうは人がいないね」うすいブラウンまじりの長髪をヘアゴ…
<生い茂る庭木を見わたせる縁側> 風鈴をゆらす温風(あつかぜ)が軒下に吹きわたる。冷水の入った銀たらい二つに四本の足。姫カット風の色白さん(後ろ髪はすこし短め)「西瓜にはお塩をふりますか?」ぼく「うん、あった方がいいね。久しぶりに食べたけど…
<滝の音が心地よいお寺> 姫カット風の色白先生「ストン・狂(ぼく)さん、そこはダメ(囲碁用語)ですよ。打っても価値のないところです」 ぼく「あ、本当だ。どうもダメはよく分からなくって、先生のダメなら分かるんだけどね」 色白先生「あらあら、そう…