名探偵ストンとわたしの共同事務所

調子はずれで個人的な雑談を繰り広げます。正直いって、ぼくは頭がオカシイです。テーマは、読書や映画、アニメ、日々の出来事、つまらない小ネタが中心でくだらない(笑)。寛容の心で読み流していただけたら幸いです。    <注>コメントや質問は大歓迎ですが、念のため承認制にしてあります。

みんなに愛された物理学者の珠玉のエッセイ

 笑いすぎると涙がでるのは、涙と笑いが無二の友だからである。
 

 いま、わたしが考えた言葉なので真に受けてはいけませんよ、とはいっても、シューベルトの歌曲に「笑いと涙」という曲があるらしい。どうやら涙と笑いが二人三脚で時をかけてきたのは本当のようだ。
 こんなことを空想したのは、おそらくファインマンのエッセイを読み返したせいだろうか。理系の人のエッセイを読んでいると、日頃使わない神経が刺戟され、おもわず読み耽ってしまうから困る。なかでもこの本は度々読み返す。
 

 殊に、一人めの妻の病を語った話がわたしのお気に入り。泣かせる話をするくせに、要所々々で笑わせてくれるので、話が深刻になりすぎない。程よく泣かせ、程よく笑わせ、最後はやはり‥・・・・
 他にもいいものが入っている。たとえば、チャレンジャー号爆発事故調査のいきさつや、科学の価値とは何か等。そしてもしかしたら、涙がでるほどの笑いにも出会うかもしれない。

 

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困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)

困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)