<5月1日> 吾輩の生誕日である。自害する気はまだない。幾つになったか見当がつかぬ。薄暗いジメジメとした時間がコクコクと過ぎて行ったことは記憶にある。吾輩はここで初めて五十路へ向かう自分というものを見た。 いや~、一年でいちばん嫌な日がやって…
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