名探偵ストンとわたしの共同事務所

調子はずれで個人的な雑談を繰り広げます。正直いって、ぼくは頭がオカシイです。テーマは、読書や映画、アニメ、日々の出来事、つまらない小ネタが中心でくだらない(笑)。寛容の心で読み流していただけたら幸いです。    <注>コメントや質問は大歓迎ですが、念のため承認制にしてあります。

りら荘事件

   

<米花市立図書館>

ぼく(読書ログで『十角館の殺人』のレヴューを読んだせいか、鮎川哲也の『りら荘事件』が読みたくなっちゃった。文庫コーナーはあそこか)

 

?「あれれ~、オジさん、その本を読むつもりなんだ。やめときなよ。連続殺人が起きるよ」

ガタイのいい女子高生「も~う、コナンくん。知らない人に話しかけちゃダメでしょ。すみません、何か変なこと言いませんでした?」

 

ぼく「いいえ、本当のことですから」(実物は意外にイケるな~)

 

ストン「おう、ここに居たのか狂(ぼく)、もうそろそろ帰るぞ。そちらの方は?」

コナン「やっと会えたね、ストンさん。いや、エロキュール・ストン。灰色とピンク色の脳細胞をめぐらした推理力は、日本では御手洗潔に次ぐといわれる、世界的な名探偵だよね」

 

ストン「ハッハッハ、見覚えがあるかと思ったら、なんだ優作のとこのガキか。ぼくはもう衰えたよ。いまは深夜アニメしか楽しみがないね」

コナン「バーロー、蘭に正体がバレるだろ!!」

 

 

  <『りら荘事件』のあらすじ>

 残りすくない夏休みを有意義に過ごすため、美術大学の学生たち(7名)が「りら荘」と呼ばれる宿舎にやってきた。そのなかの一組の男女が婚約を宣言したことにより、学生たちのあいだに暗雲が立ち込める。すると、近くの炭焼き小屋に住む老人が転落死した姿で発見される。しかも「りら荘」に泊る女学生のコートがそばに置いてあり、さらにスペードの1も添えられていた。

 老人の件は事故死とみんなが納得し、事態は収拾へ向かうとだれもが思った矢先、学生のなかの一人が何者かに殺され、その横にスペードのトランプ。そうして連続殺人の幕が開く……。

 

 <後日談>

ぼく「ストン、この『りら荘事件』どうだった?」

ストン「う~ん、まあまあだね。ぼくだったら、現場に行かずとも即解決さ!」

ぼく「どうして?」

 

ストン「いいかい。本格推理小説というものは、すべて「勘違い」と「言葉の多義性」が鍵なんだ。あとは、「隠された関係」かな」

 

ぼく「ストンはこの小説を読書ログのみなさんにオススメできる?」

ストン「もちろんさ! この小説は、日本のミステリー史においても重要だ。ミステリーファンなら顔が綻んで仕方ないはずだよ。しかし、ぼくは俺ガイルのアニメを見るよ。君はどうする?」

 

ぼく「うんお供するよ。最近、雪ノ下雪乃のことばっかり考えているんだ」

 

 

 

りら荘事件 (創元推理文庫)

りら荘事件 (創元推理文庫)